2022年より、少人数制のプロジェクトマネジメント研修を実施します。

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高齢者の見守り GPSとIDインソールの共存

これまで高齢者の徘徊、外出時のお守りに有効なツールという観点からGPS装置と

IDインソールの違いという視点で述べていたのですが、昨今、GPS装置も小型化が進み、利用料金もずいぶん安くなってきました。

ですから、どちらが良いとか優れているといったものではなく、双方の利点をいいとこどりしてみてはどうでしょうかという提案です。

 

近年若年性アルツハイマーの方が、ご自身のことを語られることが増えてきました。

若年性アルツハイマーの方は見た目にももちろんお若いですし、お困りであることが周りからは分かりにくい、つまり声をかけにくい雰囲気の場合が多いです。

そんな時、ご自身でSOSを発信するためのツールとして、そして、ご家族がお迎えに行けるツールとしてGPS端末は非常に有効なものだと思います。

一方、高齢者の方の中にはGPSや見守り用の携帯機器の存在については、やはり大の大人が小さな子供みたいに管理や監視されるといった感情を持たれていた方が多く、抵抗感をお持ちの方がまだまだいらっしゃいます。

そのような方にはIDインソールは普段使いの靴に入れておくだけで、充電とか、GPS装置の使い方を覚えておくということに比べたら、簡単に持ち歩いていられるから、ずっと楽なんだそうです。このようにどちらも「もしもの時に家族の元に戻るため」の有効なツールであることは間違いないものです。しかしながら認知症の度合いは年齢に関係ありません、若いからGPS、高齢だからIDインソールという風に使い分けるのではなく、若い世代であってもどうしても所持を忘れてしまうという場面があるかと思います。そんなときのお守りとしてIDインソールなんだと思います。

もしもの時の保険のイメージとして、ポケットにGPS装置、使い慣れた靴にはIDインソールを、そんな感じでGPSとIDインソールの共存が出来たらいいと願ってます。